【図や途中式を描かないのは損をしている】

途中式を書いたり、図を描くことを嫌がらない人は、成績が上がりやすいという事実があります。
その理由の1つは、書く(描く)ことによって頭の中が整理され、思考が次の段階に発展しやすくなるということです。

人間の記憶は有限です。1つのことを考え、それを覚えたまま2つ目のことに取り組むためには、記憶しておく力が必要になります。
それがさらに3つ、4つとなっていくと、記憶力だけで対応するのが難しくなります。
そこで、いま頭のなかにあることをノートに書き、頭の中の記憶をいったん「解放」し、まっさらな状態で次のことを考えるのです。

書く(描く)ことで、いったんそれを「忘れる」ことができるから、次のことを考えられるわけです。
この「書く(描く)メリット」をしっかり理解できている人は、その効果を最大限に享受でき、成績が上がりやすいのです。

さらに図を描くメリットはまだあります。

それは、数字や言葉だけを見て考えていてもわかりづらいことが、図に書き表すことであっという間にわかることです。
書く(描く)ことを嫌がる多くの人は、書く(描く)ことは面倒で、無駄な事と思っています。
それは 『書いてよかった(aww)』 という経験がないということでもあります。

次回は「書いてよかった」のお話です。

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岡本 剛
おかもと ごう

個別指導s-Live おおさか鳳校の塾長