夏休みに身に着けたい「成績を上げる6つの習慣」

1.「とりあえず答えを出す/宿題をやること」を目的にしない

これは無理のないことなのですが、「夏休み=遊べる」という考えがある為、「宿題を終わらせること」が目的になっていることがあります。

勉強においては「宿題の答えを書き込むこと」が勉強の目的になっている人は珍しくありません。

成績を安定して伸ばしている人は皆、「勉強は考えることが大事」だということがわかっています。

高成績な人になると、問題を読み、解き方まで書き込んだ後、「もうわかったし、答えは別に書かなくてもいいでしょ。」とまで言う人もいるくらいです。

もちろん、これは極端な例ですが、勉強の目的を「しっかり考えること」にシフトしていく必要があります。

「宿題をやる」ことではなく、1問1問丁寧に考えて解いていくことが目的です。

2. 問題文を最後まで読み、1問1問全てに「思考」の習慣を作る

学習の目的は「1問1問思考して、感覚で理解できるようになる」ことです。

ところが、多くの人は宿題をやる際に、1問目は考えているのですが、2問目以降は「同じ問題が続いているのだろう」と考え、習った式をそのまま書いてしまい、とにかく答えを出すことを優先しがちです。

そのような学習には「思考」がなく、パターンで暗記するだけの学習になってしまいます。

本来勉強とは…

  1. 問題情報の把握
  2. 思考 : どういう方針で解くか?
  3. 実行:記述をしていく/計算をしていく

という手順であるべきですが、

  • 問題文を読むのが妙に早い場合 → 問題の情報を読み切れていない
  • 問題を読んで、すぐに解き始める場合 → 2の思考のプロセスがない

といったことが考えられます。

上記1~3の手順を踏んで、普段の勉強ができるように注意していきましょう。
(特に宿題の2問目・3問目からが怪しくなってきますので、参考にして下さい。)

3. 式・図を書く習慣を確実にする

式や図を書かないと、これから大きく成績が下がってしまうリスクが高くなっていきます。

できる限り、式・図を書く習慣をつけていってください。

4. ◯△?方式で、わかっていること、わかっていないことを把握する

勉強に「思考」がなくなってしまう最大の理由はオーバーワークです。

あれもこれも勉強しなければならなくなってしまうと、どうしても、「とにかく終わらせること」が目的になってしまい、お子さんが考えることが少なくなっていき、問題を解くことばかりに集中してしまいます。

そうならないためには、本当に必要な勉強に絞り込んで、勉強をする必要があります。

◯ = すでに、しっかり理解できていること
△ = 少し頑張れば、わかるようになること
? = 今はやってもわからないこと

に分けて、△だけに集中することで、1~3の習慣が、より強固になります。

その際、「わからなくてもいい」「勉強はわからないことをわかるようにすることが目的」であることを理解して下さい。

5. 毎回の授業を振り返る習慣を確実にする

4の◯△?の習慣に並行して、毎回の授業が終わって家に帰ってきたら、

「今日は何を習ったのかを、お母さんや兄弟に教えて下さい。」
「先生は何が大事だって言ってたよ。」

と伝える習慣をつけましょう。

今日習ったことを、その日のうちに思い出す習慣をつけていると、頭に定着しやすくなります。

◯△?と合わせることで、より効率的な学習ができるようになります。

6. 新しい解き方を真似る習慣を作る

塾で習ったやり方を、一旦は真似るようにしてください。

成績上位者には我流で解いて成績が上がる人もいますが、そういった人も、まずは基本のやり方を学んでいるもの。

問題の解き方については、塾で先生が言っていたことを再現してみることを軸におきましょう。


以上の6つの習慣をつけておくことで、安定して成績を上げていくことが可能になります。

ぜひ夏休み中に、現状を振り返り、一度見直してみましょう。

この記事を書いた人
塾長イメージ

岡本 剛
おかもと ごう

個別指導s-Live おおさか鳳校の塾長