『理科が苦手な理由!!得意にするためのコツ!!』

4年生くらいまでは理科が好きだったのに、5・6年生、中学生と上がるにつれて理科が苦手に、そしていつしか嫌いになってしまうお子さんは多いものです。

そんなお子さんが苦手を克服するには、どのような方法があるでしょうか。

●苦手克服法1 因果関係を理解する

理科の中でも特に「暗記分野」と呼ばれる生物(植物・動物・人体など)や地学(月・星・地層や天気など)が苦手というお子さんは、習った知識を「丸覚え」しようと努力しているケースが多いものです。

一問一答式のテキストなどで知識を丸暗記しようとしても、なかなかうまくいきません。
それは、記憶するのに必要な「内容の理解」が伴っていないからです。

「暗記分野なんだから、とにかく覚えればいいんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、そうもいかないのです。
たとえば一問一答のテキストを上から順に丸暗記したとしても、少し時間がたつとすぐに忘れてしまうでしょう。

そうならないためには、暗記事項であっても内容やそれぞれの事柄の因果関係などを理解した上で知識にしておかなければなりません。

例)待宵草(マツヨイグサ)=夜を待つ草、夜に花を咲かせる草

●苦手克服法2 間違いなおしを丁寧に

間違い直しをしているかを確認すると、多くのお子さんは「している」と答えます。
そのやり方はお子さんそれぞれで大きく違います。

ですが、できるお子さんの間違い直しのしかたには共通点があります。
どのような間違い直しをすればいいのかですが、一言で言えば「間違った問題の周辺事項まで勉強し直す」
たとえば、次の植物の中からナズナと同じ仲間を選ぶ問題があるとしましょう。
ア アサガオ  イ ダイコン  ウ ヒマワリ  エ ヘチマ  オ コマツナ

正解は「イ」と「オ」ですが、この問題を間違った場合、どのような直しをすればより理科の力がつくでしょうか。

(例)ナズナ=菜の花=アブラナ科という事を理解する。各植物が何科なのかも関連付ける。

●苦手克服法3 問題を解く「型」を身につける

ではもう一方で、理科の中でも「思考型」「計算系」と呼ばれる分野の問題についてはどうでしょうか。
電流やてこなどの物理分野、水溶液などの化学分野の問題です。

もちろん物理や化学分野の問題は、その基本的な理屈を理解することが大切です。
そしてその上で、計算方法や考え方の「型」を身につける重要なのです。

たとえば化学分野の計算問題には、色々な問題がありますが、細かな分野は違っても大まかな計算方法、取り組み方や整理のしかたなどはほぼ同じなのです。

この「化学計算の型」を身につけて使いこなせているかどうかで、テストなどの結果は大きく違ってきます。
またそのような「型」を身につけていれば計算問題であまり苦労することなく乗り切ることができます。

正しい勉強法や覚え方をすると結果として「理科が得意」になります。

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岡本 剛
おかもと ごう

個別指導s-Live おおさか鳳校の塾長